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「あれっ!? 金庫が開かない!!」 焦らず確認して欲しい開け方の基本
金庫の暗証番号は分かるが、ダイヤル番号の合わせ方が解らないというお客様が結構いらっしゃいます。大多数は、これから紹介する方法を憶えると、お客様ご自身で対応可能なケースです。ここで簡単に金庫の開け方を説明いたします。
◆ダイヤル式金庫 ダイヤルの回し方
丸いダイヤルが付いているタイプで、暗証番号が分かっているが、回し方が分からない場合の手順です。
一般的な日本製金庫の場合は、それぞれの該当数字を、
右4回以上→左3回→右2回→左1回と回します。
気を付けて頂きたいのは、番号「0」を基準にするのではなく、合わせる番号を基準とすることです。
最初に合わせる番号は、右回しに4回以上まわしてください。4回以上まわさないとリセットされません。4回以上まわしたら、合わせる数字で止めて下さい。
次に合わせる番号を左まわしに3回合わせますが、3回目で止めてください。
間違えたり行き過ぎてしまった場合は、落ち着いて最初からやり直してください。
次に合わせる番号を右に2回まわしていき、2回目で止めます。
最後に合わせる番号を左まわしに1回目で止めます。
番号が合っていれば鍵を回転させて開錠になります。
番号違いか、内部構造が壊れていなければきっと開けられると思います。
是非一度お試し下さい。
ただしこの開け方に当てはまらないタイプも存在しますので、良く確認して
ください。
◆テンキー式金庫が開かない原因
電池を使用するテンキー式金庫が開かない原因は、電池が切れている事が多いです。番号をプッシュして、音が鳴るけど開かない場合はまず電池を取り替えてみて下さい。
電池の残量が少なくなった為にパワー不足になり、ソレノイドという内部の仕組みを動かす事が出来なくなっている状態なので、新品の電池を入れればパワーが復活します。
それでも開かない場合は基盤が壊れているか、電池の液漏れ等で接触不良を起こ
しています。また電池切れから時間が経ち過ぎてしまった場合は、内部に記憶されていた暗証番号が消失してしまう場合があります。
取扱説明書がある方は電池交換をした後に番号を再設定してください。
◆物を詰め込み過ぎると開かなくなります
金庫の中に物を大量に詰め込んでいる場合、内側からの圧力で金庫の扉が押されて、デッドボルト(カンヌキ)が枠穴に強く当たってしまい、キー操作が固くなり、シリンダーが回らない事があります。
そんな時に無理をして鍵を回しますと、キーが折れてしまいます。
カギが固い場合は、扉を強く押し込みながらキー操作をしてください。
また数十年使用している金庫は、扉自体が下がってしまいカンヌキが枠穴に擦れてキーの開閉操作が固い場合があります。古い金庫で扉が垂れ下がっている場合は、マイナスドライバーなどを扉の下の部分の隙間に入れて、扉を持ち上げながら開けてみて下さい。
◆まとめ
いかがでしたか?
簡単ではありますが、金庫の開錠方法をご紹介しました。
今回はあくまでも「番号が分かっている」ことを前提として書きました。
ダイヤル式金庫のトラブルで多いのは「基準が0だと思っていた」というお客様。
基準は「合わせる数字」です。
「番号も分からなくて……」というお客様は、信頼できる鍵の専門店に相談しましょう。