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自分の身は自分で守る! セルフディフェンスのすすめ

ピッキングという言葉は、よく聞きますね。
しかし、侵入犯罪の手口はそれだけではありません。
今後、防犯対策のポイントとして押さえておきたいワード。
それは『カム送り(バイパス)解錠』と『サムターン回し』、『こじ破り』いう手口です。
 
今日は、これらの手口の詳細と、それに対する有効な対策を以下に記します。


◆カム送り(バイパス)解錠
 
シリンダーを迂回して直接ケース内部にアクセスし、デッドボルト(カンヌキ)を作動させて解錠する方法です。
CP-C認定錠であっても関係なく容易に解錠されてしまう危険な手口です。
『カム送り(バイパス)解錠が容易又は可能な錠ケース』として警察庁から発表された錠前本体(参考: http://www.jlma.org/Topics/Topics2/topic_2.htm )に対策部品を取り付けるか、カム送り解錠対策が施されているシリンダーに交換しましょう。
 
 
◆サムターン回し
 
ドアの隙間やドアスコープ、ポストなどから針金のような工具をドア内部に差し入れ、サムターン(錠を開閉するつまみ)を直接回す手口です。
近年、ドアに穴を開けてサムターンを狙う手口も急増しています。
サムターンをガードするための専用カバーを取り付けたり、空転するように設計された取替用のサムターン(防犯サムターン)に交換することが有効な対策として挙げられます。
また、サムターン回し対策が施されていることを外から分かるようにすることも未遂犯罪を防ぐ意味でも有効です。
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◆こじ破り
 
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バールを使ってドアやデッドボルトなどを強引に破壊して開ける方法です。有効な対策としてワンドア・ツーロックを施すことや、ドアガードの取り付けが挙げられます。
 
 
◆まとめ
 
様々な手口に対して有効な対策は、不正解錠に時間と手間がかかることを侵入者に分からせることです。
そのためには、少なくとも一つ以上の補助錠を取り付けて、ワンドア・ツーロック以上にすることが大切です。補助錠の取り付けには専門知識を要するため、信頼と実績のある専門店に依頼してください。
対策に関して分からないことや疑問点は、遠慮無く専門店にお問い合わせください。プロの視点から、アドバイスが受けられます。
 

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